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Xperia PLAYに0SIM入れてFUSION IP-Phone SMARTを契約してみた話

Xperia PLAY SO-01D。2011年10月26日発売。Android2.3.4搭載。3G(FOMA)スマホです。

 

私はドコモユーザーではないのですがある日近所のゲオに行ったとき中古が税込み6千円ちょいだったのでWi-Fi運用のゲーム機&ウォークマン代わりとして買いました。

Xperia PLAY SO-01D Closed

 

 

 

 

一見、少し厚ぼったい普通のスマホに見えますが

Xperia PLAY SO-01D Opened 蒼魔灯

 

 

 

 

カシャッとスライドさせるとコントローラーが現れPSP goのようなゲーム機ライクになります。

まずは使いこなし

 

ROMが少ないのは承知の上でしたが買って帰ってきてプリインアプリのアップデートをかけたでけで盛大に容量不足のアラートが出はじめる始末なのはちょっといただけませんでした。

 

消せるプリインアプリを全部消してもまだ容量不足ですので、root取ってさらに余計なアプリを消しまくらねば使い物になりません。私のAndroid端末としては4~5台めにあたりますが初めてroot取りました。

 

私の場合スマホとしてまともに使う気はなく最低限のゲームアプリだけ入れられれば良いのでROM焼きまではせず、こちら等を参考にroot化+CWM導入のみ行い、いらないプリインアプリを消すことができればそれだけでOKでした。

 

純正ROMのままSD移動不可のアプリを無理矢理SD移動するのにネット上を見るとLink2SDが主流みたいでしたが、私はSDカードのパーテーションを切ることが面倒でしたのでTitanium Backupの機能でアプリをSD移動させています。

 

この方法でも本来の目的であったエンタメ機として使うのにゲームアプリ各種・RadikoRazikoTuneInRadioPerfectViewerはSDにインストールできていますし端末に最初から入っているミュージックアプリの出来が何気に良い(Walkmanアプリのご先祖ですね)のでゲーム機&メディアプレーヤーとして楽しめています。ステレオスピーカー搭載なのも嬉しいです。

 

しかしTitanium Backupの機能でSD移動不可のアプリを無理矢理SD移動させた場合、そのアプリのホーム画面ショートカットが端末を再起動するたびに消えてしまうのが難点でした。

 

ですがその後OSの機能ではなくQuickShortcutMakerというアプリでショートカットを作っておけば再起動しても消えないと分かって解決しました。

 

さらに何故か無効にされてるデフォルトの音声レコーダーもQuickShortcutMakerで作ったショートカットから起動できるようになり、ちょっと思いついたフレーズを録音するのに別アプリを入れる必要がなくなりました。最終的にQuickShortcutMaker自体はアンインストールしてもOKです。

 

またROM容量節約のためにYouTube・ニコ動(→Android2.3では見られなくなりました)などの動画サイトやTwitterなどは専用アプリをインストールせず、ブラウザでブクマしサイトにアクセスして楽しんでいます。

 

余計なアプリさえ消してしまえば、同時期に発売された国内メーカーのスマホ(MEDIASとかARROWSとか)がカックカクのひどい出来だった事を考えますと本機の動作はかなりサクサクです。

 

Xperia PLAY SO-01D Back

 

 

 

この背面デザインがなんとも高級感があって美しいと思います。

4インチと小さいので手に持った時の収まり具合もイイ。

スマホとしても使用できるように

 

こうして、ゲーム機&ウォークマン代わりとして買ったXperia PLAYでしたがある日、転機を迎えます。

 

2015年末にガジェット好きの方々の話題をかっさらったデジモノステーション付録、So-netの0SIMが登場、発売日に運良く書店で入手できた私は唯一持っているドコモ機であるこいつに挿して使うことにしたのでした。nanoSIM→標準SIMのアダプターをかまします。

 

auやソフトバンクは3GとLTEなど違うカテゴリ間でSIMの互換性がないのですが、ドコモ系の場合LTE用のSIMが3G機でも使えます。

 

こうしてスマホとして使う気の無かったSO-01Dがモバイル通信機能を持った「スマホ」になったのでした。

 

もともと私はiPhone向けの裏技を使ってauのezwebメールをGmailで送受信できるようにして運用していましたので、同じGoogleアカウントで使用するこの機種からも当然使えることになります。

 

しかしデジモノ付録0SIMはデータ専用ですから当然のことながら通話ができません。でもせっかくなのでSO-01Dを一台持ちで外出してみたいという思いもあり、IP電話を契約してみる事にしました。

 

所詮非常用の電話でほとんど使う予定は無いですから選んだのは月額基本料金無料の「FUSION IP-Phone SMART」です。

 

しかしこのIP電話サービスの専用アプリSMARTalkですが、20MB以上あって少ないROM容量を圧迫します。だからといってSD移動すればおそらく着信動作に不具合が出るであろう事は容易に予想できます。

 

なのでAndroid標準電話アプリを使ってみる事にしました。

設定→通話設定からアカウントを登録。早速通話テストしてみると、さすがに遅延はあるものの、

音質はクリアで、非常用の電話としてでしたら自分的には許容範囲です。

 

巷ではこのAndroid標準SIPで着信を受ける設定にするとバッテリーをバカ食いするなどと言われていますが、SO-01Dの場合着信を受ける設定にしても3日くらい持ちますので実用上問題ありません。

 

@smart.0083.net経由での着信となるため、着信履歴から直接掛け直せないという問題はありますが、常用しない非常用回線ですのでこれも私には何とか許容範囲です。

 

あとこういう古い端末にMVNOという組み合わせですと、気になるのはいわゆるセルスタ問題ですが、この機種の場合圏外時間100%となって一見セルスタ問題が起こっているように見えますが、アンテナピクトは立ちますしバッテリードレインもなくこれまた実用上は何の問題もありません。

 

調子に乗って次は、MVNOのSIMを使った場合にテザリング不可になる制限もこちらあたりを参考に解除、モバイルルーターとしても使えるようにし、最低維持費が月額無料なのに一台でいろいろできる端末になりました。Bluetoothだって使えます。

 

ちなみにこの付録0SIM環境ですとSMSだけは使えないのですが一応アプリだけは消さずに生かしてあります(いつかSMS対応SIMに差し替えれば使えるように)。

 

でもやっぱりゲーム機&メディアプレーヤーとしての利用がメインなんですけどね。

 

Android機はこうやってカスタマイズしていくのが楽しいですね。

とくに弄れば化ける本機のような機種は最高のオモチャであります。

 

※ 2/23追記 0SIMのその後の速度などの記事を掲載しました。よろしければお読みください。

デジモノステーション2月号付録0SIM開通期限