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Maybe Blue / UNICORN [cover]

Maybe Blue / UNICORN /SENTON

Feat.巡音ルカ

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▼ Maybe Blue / UNICORN

涙かくす長い髪を
震える指でかき上げて
無理に見せる笑顔少し
前よりやつれてる
声にならないつぶやきは
唇の動きでわかる
肩に回した手の先で
一夜限りの合図

泣き出しそうな窓際のブルー
やりきれないね
そっと 揺れてる心包んで
Maybe blue 冷たい部屋で かまわない
Maybe blue くずれるくらい 抱きしめて

乱れた後の沈黙で
感じるとまどいが憎い
せめてあと一時間だけ
熱い夜のままで
少しずつ確かめるように
指先でたどった記憶
変わらなく曇った街に
埋もれて溶けて行く

一つになった二人の影
揺らめきそうで
ずっと許されない恋でいい
Maybe blue ぬくもりだけじゃ つまらない
Maybe blue 飽きがくる程 そばにいて

泣き出しそうな窓際のブルー
やりきれないね
そっと 揺れてる心包んで
Maybe blue 冷たい部屋で かまわない
Maybe blue くずれるくらい 抱きしめて
Maybe blue ぬくもりだけじゃ つまらない
Maybe blue 飽きがくる程 そばにいて

 

作詞: 奥田民生

作曲: 奥田民生

 

JASRAC  作品コード  081-1052-2


(解説)

 

ユニコーンのデビュー・アルバム「BOOM」に収録。アルバムの3曲めというキラーチューンのポジションにあった人気曲でありながら、何故かシングル・カットされなかった曲であります。

 

ユニコーンの初シングル「大迷惑」のプロモでTV出演した時の映像か何かで今までシングルを出さなかった理由を「忘れてたんです」とおっしゃってましたが、実際どういう事情があったのかは分かりません。

 

ユニコーンはアルバム「スプリングマン」を引っさげた「4946ツアー」の後、1993年に一度解散するわけですが、解散前の中期~後期の間、一貫してこの曲は「封印」され、基本的にライブ等で演奏される事はありませんでした。

 

ライブでメドレーに入っていたりもしたのですが、イントロのみという肩透かしなものでした。

 

おそらく恥ずかしさみたいなものがあったのではないかと思います。1st「BOOM」だけはユニコーンのアルバムの中でサウンド的にも曲調的にも明らかに色が違っていて、当時たくさんあったポストBOØWYバンドの一つという感じでしたから、たぶん本人達にとっては忘れたい黒歴史のような側面もあるのだろうなという雰囲気は常に伝わってきていました。

 

その後ユニコーンは2009年に活動再開します。

 

そして2011年になって、ついにこの曲の封印が解かれる事になりました。「どうせまたイントロだけだろ?」と思わせておいてからの、民生さんが「なみだーかくす」と歌いだしたときの感動は当時いろいろなところで耳にしました。私もその場に居たかったものです。

 

 

動画はいつにも増して手抜きです。ごめんなさい。

 

全編通してルカさんがギターを持たずに歌っているのは私の動画では君が代以来二度目、ロック曲では初です…。

 

そこはデビュー当時まだギターを持たずに歌う事も多かった奥田民生さんへのリスペクトという事にしておきましょう…。

 

Cakewalk by Bandlab

 

ここからは私事の話となります。

 

私は長年SONARというDAWを使用してきたのですが、2017年11月にこのDAWの権利元だったGibson社の経営不振により今後の開発中止・生産終了が発表され、今後どうしようかと思っていました。

 

旧バージョンのX1をずっと使っていたくらいですので、あせって乗り換えもせずとりあえず静観していたのですが、4月にシンガポールのBandlab社によって復活するというニュースが飛び込んできました。

 

シンガポールのBandLab社によりCakewalk=SONARが奇跡の復活、全ユーザーへ完全無料公開!インストール方法と、いくつかの注意点 : 藤本健の“DTMステーション”

Gibsonの経営難に伴い開発・販売が停止され、ユーザーの行き場を失っていたSONAR。Cakewalk 30年の歴史が終わったかに思われていましたが、短期間のうちに状況が大きく変化し、4月4日からCakewalk by Bandlabという名前に変わって無料でリリースされました。先日「SONARが名

 

早速ダウンロードして既存のプロジェクトファイルやMIDIファイルを流し込んで遊んだりしていたのですが、今回の「Maybe Blue」が初めて「Cakewalk by Bandlab」で一から作ってみた作品になります。

 

無料化にあたって多くの付属プラグインが削られたのですが、もともとSONARに付属していたものがそのまま流用できますし、操作も基本的に同じですのですんなり使えました。

 

Melodyneも削られましたが旧SONARのV-Vocalが流用できますので、私程度にはまあこれで十分です。

 

SONAR X1 Studioからのアップグレードですので一番大きな違いは「ProChannel」が追加された事だと思うのですが、私はもともとドラムやベースなどよく使うトラック用にFX Chainプリセットを作ってあって、毎回それを元に微調整という使い方をしてきたので、この機能の活かし方が分からず、まだ使ってません。ゆえに新DAWを使用したと言っても実質的に何も変わってないです。

 

とは言え今回、打ち込み~MIXまで通してやって感じましたが、32bit版VSTプラグインの動作がだいぶ安定するようになりましたね。私的にはこれだけで大満足です。