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新型 Fire TV Stick 購入 DAZN 視聴レビューなど

amazon Fire TV Stick 2017
© Amazon.com, Inc.

 

7月10日から11日にかけて行われましたamazonのビッグセール「プライムデー」にて、発売以来気になっていた新型「Fire TV Stick」を購入いたしました。税込み3,480円(+Amazonビデオで使える500円クーポン付)でした。

 

amazonさんのガジェットといたしましては既に「Fire タブレット」を所有しておりまして2つめとなります。そのときの記事がこちら。

 

 

FireタブレットではKindle本はもちろんの事、プライムビデオやプライムミュージックをガッツリ楽しんでおりまして、これらをTVやAVアンプでも楽しみたいと思っていましたので今回のセールを心待ちにしていました。

 

[Fire TV Stick] - (HDMI直) -> [TV] - (光ケーブル) -> [AVアンプ]

 

という接続にする事で、気軽に見たいときはTVのスピーカーから、良い音で聞きたいときはAVアンプのスピーカーから、という運用ができています(お使いのTVにデジタル音声出力が必要)。これでプライムビデオもちゃんと5.1ch再生されます。

 

今回はこの「Fire TV Stick」の購入を検討してきた経緯や、実際に購入して一週間使ってみた後のレビューとなります。

 

□ 目次 (今回少し長いですし内容も纏りがないのでページ内リンク)

DAZN視聴に悩んだ経緯 (経緯1)
PS3の限界? (経緯2)
新型 Fire TV Stick はWi-Fiでも快適 (DAZNレビュー)
Fire TV の Spotify アプリについて (そのままです)
Miracast 使用時の注意 (そのままです)
新型 Fire TV Stick は「買い」です (その他のレビュー)

DAZN視聴に悩んだ経緯

 

実は以前、旧型「Fire TV Stick」の購入を検討した事がありました。

 

今年からJリーグの放送がスカパーからDAZNのネット配信に変更されるにあたり、その視聴用デバイスを検討していたときの事です。そのときの記事がこちら。

 

 

この当時、旧型「Fire TV Stick」でのDAZN視聴には「画質がSD固定になる」「止まる」などの酷評が多かったので、いわゆる地雷デバイスと判断し、購入には至りませんでした。

 

その時点ではとりあえずドイツのPS StoreからPS3用アプリを入手して凌ぐことにしたのでした。

 

上の記事にも追記してあります通り、その後も私のDAZN視聴用デバイスは変遷しているわけですが、基本的にライブ配信はPS3で視聴してきました。

 

ところが先月あたりから、PS3での視聴に不満を感じ始める出来事があり(後述)、新型「Fire TV Stick」が気になるようになりました。

 

そして購入に至ったわけでして、今回は上記「DAZNの視聴環境を見直し」の続きと言える記事かもしれません。

 

PS3の限界?

 

先月あたりから、DAZNさんはフレームレートを50fpsに上げる試験配信を始めているようです。試験配信用のサーバーに繋がると50fpsで視聴できるようです。

 

この試験配信と関係あるのかどうか分かりませんが、タイミング的にちょうどそのあたりから、PS3で視聴していると派手なブロックノイズというか、残像のようなものが頻繁に入るようになり、とてもまともに見られる状態でなくなってしまいました。

 

有線接続しているのに、止まる頻度も明らかに増えました。

 

実際の所はどうか分かりませんが、個人の感覚的にこれはもうPS3のマシンスペックの限界なんだろうなぁと感じました。

 

というのもPCでは非常に綺麗に50fps配信が楽しめるからです。

 

この経緯と、Fireタブレットでアマゾンプライムにハマっていた事の2つの理由から、新型「Fire TV Stick」購入へと繋がっていきました。

 

また私の悪いクセで、どうでもいい話が長くなってしまいましたが、次セクションから購入後一週間使用してのレビューを書いていきたいと思います。

 

新型 Fire TV Stick はWi-Fiでも快適

 

新型「Fire TV Stick」購入にあたり唯一の懸念材料は、この機種は基本的にWi-Fi接続オンリーという事でした。我が家のWi-Fiルーターは古いので、最大通信速度54Mbpsの11a・11gにしか対応しておらず、11nや11acの高速通信が使えないからです。

 

しかし結果から言ってしまいますと、この環境でもDAZNもアマゾンプライムをはじめとする各種VODも、何の問題も無く視聴できました。

 

うちはWi-Fiルーターが古くて貧弱なだけで、有線接続すれば回線自体はそこそこ早いという環境ですが…。

 

一応、家電製品やBluetoothの電波干渉を受けにくい5GHzの11aで接続していますが、DAZNもフルHDで50fpsサーバーに繋がります。

 

バッファリングやシークも速いです。私の所有するデバイスの中で最速です。

 

しかもほとんど止まりません。どうやら止まるのはうちの環境ではWi-Fiか有線かとか、回線速度よりもマシンスペックの影響が大きかったようです。

 

ならば解像度を任意に選択できるようにすれば殆どのデバイスで不満が解消されると思うんですが…。そう考えるとFireタブレット(これも基本DAZNは止まりません)はあの1024×600という低解像度のおかげで処理速度・通信速度・バッテリー持ち・コストのすべてがバランス取れているんだなぁと思ったりします。

 

今の所、「Fire TV Stick」が私の所有するデバイスの中ではDAZN視聴の決定版になったという感じです。今までは何だったのかと思うくらいに快適です。

 

ただ、これはFireタブレットもそうなのですが、Amazon版のDAZNアプリが3月10日を最後に更新されておらず、番組表がいまだに実装されてません。非公式のPS3ですら番組表は見られるのに…。

 

※追記: 8月3日のアップデートでやっと番組表に対応、そして8月8日にやっと日本でもPS3・PS4に正式対応しました。

 

ともあれPS3で楽しんでおりましたDAZN・プライムビデオ・Spotify、すべて「Fire TV Stick」に移行完了しましたので、うちのPS3もやっと御役御免です。

 


※ Fire TV の Spotify アプリについて

私は7月12日に「Fire TV Stick」が届いてすぐ、その日のうちにストアからSpotifyアプリを落とす事ができて、使用できているのですが、現在はいわゆる「おま国」になってしまって落とせないようです。

Twitterや某巨大掲示板の情報を見ますと、13日から落とせないという情報が出はじめているので、おそらく私のDLしたタイミングがギリギリだったのかな?と思います。

こんな状況ですので、DLできた私も今後いつまで使えるかは分かりません。ちなみにアプリの内容はPS3版と寸分違わず同じですので、あまり使い勝手が良いとは言えません。

 

Fire TV用Spotifyミュージック

 

※追記: 8月16日に復活したようです!

Miracast 使用時の注意

 

「Fire TV Stick」自体に私の必要とするアプリが一通り入っていますので、スマホの画面をミラーリングしたいと思う事情が全く無いのですが、一応動作確認はしておこうと試してみました。

 

ところが、何度やってもスマホから「Fire TV Stick」が認識されず悪戦苦闘する事に…。

 

どうせ使わないので諦めても良かったのですが、解決法を見つけましたのでここに書いておきたいと思います。

 

先ほどWi-Fiを「家電製品やBluetoothの電波干渉を受けにくい5GHzの11aで接続している」と書きましたが、原因はこれでした。

 

設定からWi-Fiを2.4GHzの11gに繋ぎ変えたところ、スマホが「Fire TV Stick」を認識し、無事ミラーリングできました。私の環境だけかもしれませんがご参考までに。

 

ミラーリングは使わないので現在はまた5GHzの11aに戻していますが、その状態でもPCにインストールした「Universal Media Server」からはちゃんとChromecastとして認識されていますし、「Fire TV Stick」に入れた「Kodi」アプリでPC内の共有ファイルもちゃんと再生できます。

 

MiracastだけがWi-Fiの種類を選ぶのはどうしてでしょう…?

 

新型 Fire TV Stick は「買い」です

 

私の家での映像・音楽ストリーミングサービスの視聴はこれ一台に集約できました。本当に多くのコンテンツが視聴できますので、稼働率がハンパないです。

 

アマゾンプライム会員でなくても、先ほどちょこっと申しました「Kodi」を使えばLAN内のファイルも再生できますし、RazikoやTuneIn Radioを入れればラジオも聞けます。

 

また、Abema TV の画質は解像度、ブロックノイズの少なさ共に地上波より上でBSと同レベルに綺麗です。Abema TV 用に買ってもいいかもしれません。しかしニコニコの汚さは「Fire TV Stick」でも相変らずです(ほんと色んな面であそこは終わってると思います)。

 

新型で標準装備となった音声検索も非常に便利で、プライムビデオで声優検索ができたり、プライムミュージックやNetflix、YouTubeにも対応してます。

 

YouTubeはアプリの説明文に記載の通りTV用のウェブサイトにダイレクトリンクしてるだけですね。うちのpioneerのBDプレーヤーに入ってるものと全く同じです。

 

ちなみにYouTubeは視聴専用の非公開アカウントを新たに作って使ってます。PCならブラウザのブクマで事足りていたのですが本機ではチャンネル登録しないと使い勝手が悪い、しかし投稿用の公開アカウントですとチャンネル登録したとき相手に行く通知に「お返しに SENTON さんのチャンネルを登録しませんか?」と書かれるのが嫌でおいそれとチャンネル登録できないので。

 

お返しにチャンネル登録なんて全く求めていませんし、むしろ私はそういう目的でチャンネル登録してくる人が大嫌いです。

 

話が横道にそれましたので戻します。

 

最後になりますが、旧型でのDAZN視聴ではさんざん酷評された「Fire TV Stick」は新型になってCPUがクアッドコア化され、想像以上に旧型より良くなっているようです。

 

この性能なら4Kが必要なければ上位機種の「Fire TV」いらないんじゃ?と思います。コスパが違いすぎます。「Chromecast」や「Apple TV」も厳しい立場になったと思います。

 

この商品についてブログ記事を書かれる方が一様に「私はamazonの回し者ではありません」と書かれていたりしますが、そのくらい「ステマじゃないの?」と思えてしまうような賞賛しか出てこない商品だと思います。

 

もちもん私もamazonの回し者ではありませんし、アフィリンクもありません。

 

ステマなんかしなくても、本当に良い商品を作ればブロガーが勝手に宣伝してくれるんですよね。当ブログしかり。